㉕あずきカイロ
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㉕あずきカイロ
あずきカイロで温活しよう
ハンドメイト店で出会ったあずきカイロ。
電子レンジで温めて何度も使えるということで、そのエコ感や手軽さに惹かれて1つ1,000円で購入してみました。
使い方はとても簡単♪
600Wの電子レンジで30秒〜1分くらい温めるだけです(私のはがきサイズのあずきカイロは50秒が適温でした!)。
使ってみると、「こんにゃく湿布」のときのようなじんわりとした温かさを体の芯まで感じました。
こんにゃく湿布は体の毒素を吸収してくれる利点がありますが、煮出し作業やタオルの準備が必要になってきます。
その点、「あずきカイロ」は電子レンジでチンするだけなので、日々の温活に取り入れやすくおススメです。
手作りもできる!あずきカイロ
私はハンドメイド店で購入しましたが、手作りされている方もけっこういるようです。
〈用意するもの〉
・あずき・・・ 120~150グラムぐらい
・綿100%の布・・・20×40cm
〈作り方〉
①4つに折りたたんで両サイドを縫い合わせ、袋状にする。
②あずきを袋に入れ、残りの部分を閉じる。
手縫いで簡単に作れるようです。
あずきカイロの温めるときの注意点
あずきカイロの袋の大きさやあずきの量によって、加熱時間が異なってきます。
10秒ごと様子を見ながら温めてみて下さい。
加熱しすぎると小豆が破裂する恐れがあります。
また、連続で温めるとあずきの水分が減り、割れやすくなります。
必ず4時間以上あけるように使用してください。
温めたばかりのあずきカイロは、20分ほど温かさが持続しますよ。
あずきカイロの保存方法
あずきは虫が好むため、使用後は冷蔵庫で保管して下さい。
しばらく使わない場合は未使用品にも関わらず、冷凍保存するようにして下さい。
あずきカイロの寿命
何度でも使えるとは言え、あずきカイロにも寿命があります。
使っていくうちにあずきの水分が減り、温めにくさを感じたり、あずきが脆く(もろく)割れやすくなっているようでしたら寿命のサインです。
わたしは夏以外は週2~3日使うようにしていましたが、1年くらい持ちました。
あずきカイロの効果
あずきカイロは温めることによってあずきにある水分が蒸気となって出てくるので、蒸しタオルをあてたようなしっとりとした温かさを感じることができます。
またあずきには遠赤外線効果もあるので、吸熱性と温熱作用に優れ「冷え」や「こり」にも効果を発揮してくれます。
あずきの香りも芳ばしく、リラックス効果もありますよ。
機能性ディスペプシアの症状緩和!?
機能性ディスペプシアの症状を緩和させる1つとして、胃腸を温めることが推奨されています。
胃腸を温めることで血流がアップし、弱った胃腸機能を改善させることが期待されています。特に胃痛や胃もたれに効果があるので、ぜひ試してみて下さい。
機能性ディスペプシア時代、胃腸を温めると体調が少し良くなるのを感じました。ダメなときはダメでしたが…。温活は病気予防のためにも続けていきたいですね。
手作りが面倒な人や、あずきカイロがなかなか手に入らない人には市販品がおススメです。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回は「㉖機能性ディスペプシアだけど仕事がしたい」です。
㉔瞑想に挑戦(機能性ディスペプシア闘病記)
はじめての方はこちらをご覧下さい。
㉔瞑想に挑戦
私の瞑想体験
私は自律神経を整えさせるために、瞑想に挑戦してみました。
「呼吸を整えて”無”になる」というのが、なかなか至難の業です。
瞑想は朝もしくは夜が最適ということなので、四コマ漫画のように子供が就寝した夜、アロマキャンドルを置いて暗闇で行うことにしました。
が、最初のうちはどうしてもその日起きたことや考え事などの雑念が駆け巡り、うまくいきません。
しかし瞑想にはいろいろなやり方があるので、瞑想効果とあわせてご紹介します。
瞑想で期待される効果
ストレスや不安が一因となって機能性ディスペプシアは発症、もしくは再発すると言われています。
そのため、改善のために「ストレス軽減」はとても大切な治療の1つとされています。
ストレスの軽減
↓
自律神経が整う
↓
内臓機能が回復
↓
胃腸の調子が良くなる
このループを会得できたら、機能性ディスペプシアが改善するだけではなく、ストレスからくる病気に対しても耐性ができそうですね。
瞑想に救いを見出した有名作家
瞑想を生活に取り入れたことで人生に救いを見出した人がいます。
「ライ麦畑でつかまえて」で知られる小説家J・D・サリンジャーです。
戦場でのトラウマ体験や恋人との別れ、また作家としての苦悩を抱え一時期心を病んだ彼ですが、瞑想に出会ってから精神を安定させ、自分らしさを取り戻すことができました。
実は彼の半生を描いた伝記映画『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』で、その様子を見ることができます。
後世はひたすら本を書き続けては瞑想にふけるという世捨て人のような生活を送っていたサリンジャーですが、ここまで瞑想を極めることができたら人生無敵かも知れないと思わせてくれました。
瞑想に失敗した人や、これから瞑想を始めようとしている人にもおススメな映画です。
瞑想のやり方
今日から始められる瞑想のやり方を3つ紹介しますね。
◆マインドフルネス瞑想
①背筋を伸ばして座る
②目は優しく開けたまま伏し目がちにする
③自然な呼吸で、呼吸に集中する
④この瞬間を味わう
最初は2~3分。慣れてきたら時間を長くしていって下さい。
◆ヴィパッサナー瞑想
この瞑想は呼吸の流れをイメージすることがポイントです。
◆サマタ瞑想
①リラックスできる体制になる
②特定のもの(呼吸やロウソクの炎など)に一点集中する
③ひたすら観察し続ける
初心者におすすめの瞑想です。私はこの瞑想をときどき取り入れていますよ。
3つ目のサマタ瞑想は、1つのものに集中するだけなのでとても取り組みやすいです。
私の場合、YouTubeの焚火の映像を見て行っていましたが、最近は砂時計を見ながら行っています。
砂が落ちていくのを無心に見るだけなのに、疲れた脳が癒されていくのを感じます。
1日1分からでも始められる瞑想。
瞑想にはいろいろなやり方があるので、自分に合ったやり方を見つけ、ぜひ心も身体もリフレッシュできるといいですね。
瞑想アプリなんかもあるようですよ。
次回は「㉕あずきカイロ」について書きます。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
映画『ベニスに死す』が好きすぎて、舞台となったリド島に行ってきた話
前回の記事の続きです。↓
『ベニスに死す』の映画に陶酔しきった私は、その世界観を味わい尽くしたくて、ついにイタリアへと旅立ちました。(これは2006年10月の旅日記です。)
メインの舞台となった場所は、ベニス本島から水上バスで20分ほど先にあるリド島です。
10月のオフシーズンのため、船内は人がまばらでした。
対岸に見えるベニス本島が遠ざかり、穏やかな海原を走ります。
リド島はヴェネツィア国際映画祭の開催地ですが、高級リゾート地としても人気があります。南国ムードが漂う優雅な街並みです。
船着き場から歩くこと10分ほど。
ついに『ベニスに死す』で、老作曲家アッシェンバッハと少年タージオが運命的な出会いを果たしたホテル・デ・バンに辿り着きました。
エレガントな装飾が施され、クラシカルな雰囲気を漂わせています。
このホテルは1900年に創設され、原作者トーマス・マンも実際このホテルに滞在し、『ベニスに死す』さながらの体験をして本に書き起こしたそうです。
映画のロケ地と、原作者の実話の舞台が一緒なので、感慨もひとしおでした。
アッシェンバッハがタージオの母親に声をかけようとした幻のシーンは、恐らくここで撮影されました。
映画の香りを色濃く感じる場所です。
映画の名シーン↓
ホテルから徒歩2~3分のところに、ビーチがあります。
映画ではホテルが海岸に面しているように見えましたが、道路を挟んだ先にありました。
まるで神殿のようにそびえ立つホテル・デ・バン。
あの窓からアッシェンバッハは、砂浜を歩くタージオを眺めていました。
映画名シーン↓
海で戯れるタージオと、それを愛おしく見つめるアッシェンバッハ。
木陰で物書きをするアッシェンバッハと、ふっと振り返るタージオ。
そしてタージオの姿を目に焼き付けて息絶えるアッシェンバッハのラストシーンが思い起されます。
場所は変わって、本島ベニスへ。
散策に行くタージオ一家を、アッシェンバッハが追ったサンマルコ広場やベニスの街。
映画ではコレラ菌が蔓延して物々しい雰囲気でしたが、どこを切り取ってもロマンチックな風景に夢心地の気分になりました。
この旅は、『ベニスに死す』の舞台となった場所を巡り歩き、心ゆくまでの映画世界を追体験することができました。
特にリド島の海を見たときは、テーマ曲であるグスタフ・マーラーの「交響曲第5番アダージェット」が脳内に駆け巡り高揚感に浸りました。
映画名シーン↓
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
映画『ベニスに死す』これ以上にない純愛に、これ以上にないほど酔い痴れてしまう
イタリアの不朽の名作『ベニスに死す』(1971年公開)に出演したビョルン・アンドレセンのドキュメンタリー映画『世界で一番美しい少年』が、2021年12月17日(金)に全国で公開されます。
『ベニスに死す』は私にとって特別な作品なので、改めてその魅力を見つめ直していきたいと思います。
(古い映画なのでネタバレありで書きます。)
これ以上にない純愛
人が人に魅せられ身を焦がしていく様を、これほどまでに丹念に映像に綴った作品はないのではないかと思います。
セリフも少なく、その想いが吐露されることもありません。
映画鑑賞者はただ主人公アッシェンバッハの眼差しや、しぐさ、行動で彼の心を読み解いていきます。
それだけにこの映画の投入感は凄まじいものがありました。
私が初めて『ベニスに死す』を観たのは、20歳くらいのときでした。
当時の私がどれほど製作者が意図したものを汲み取れたか分かりませんが、厳格で高名な作曲家だったアッシェンバッハが美しい少年に魅せられ、少年を追ってベニスを彷徨う姿にどうしようもないほど打ちのめされたのを思い出します。
私の中で沸き起こったのは軽蔑や哀れみではなく、理解と共感でした。
まるで自分も老いたアッシェンバッハに成り果て、少年の浮世離れした美しさにひたすら心酔していたのかも知れません。
トーマンス・マンの原作では小悪魔的な美少年として描かれていますが、映像では優美さと繊細さにあふれ、とても儚げに映りました。
少年のフッと見せる表情も悲しげで、それがより一層アッシェンバッハ(と私)を惑わし憔悴させていたように思います。
手が届きそうで届かない距離。
伝えたいのに伝えられないもどかしさ。
そして狂おしいまでに秘められた想いと、葛藤。
当時も今もこの映画にはこれ以上にない純愛を感じ、観るたびに途方もない感情に溺れていく自分がいます。
結末に見たもの
結末は「生」と「死」、「若さ」と「老い」を対比させ、映画史に残る見事なラストシーンを生み出しました。
浜辺のパラソルの下。
白いデッキチェアに横たわったアッシェンバッハはこの世で一番美しく、一番愛おしいものを目に焼き付け、芸術家としてずっと追い求めていた「美」の答えに辿り着きます。
美とは神聖で人が作り得ないものであること。
美への渇望は絶望と一体化し、品位を保ち続けた人でさえ愚かにしてしまうということ。
どこまでも広がる碧い海。
陽光に照らされて煌めく少年のシルエット。
アッシェンバッハは浅瀬で振り返った少年が何かを伝えるようなしぐさをしたのを見て、恍惚とした笑みを浮かべ死を迎えます。
彼にとっての至福の瞬間が死と共に昇華していくのを静かに感じ、心震えました。
全編マーラーの曲が胸を締め付けるほど切なく、情感にあふれています。
衝撃すぎた世界観に魅せられて
初めて観たイタリア映画。
それもルキノ・ヴィスコンティ監督の耽美的な世界を知ってしまった私は、これをきっかけにイタリアやフランスなどのヨーロッパ映画の美しくも退廃的な作品を好むようになりました。
それらの映画の真髄をしっかりと味わえていないかも知れませんが、どこか危うく狂気じみた映画に感じたことないカタルシスに浸る自分がいました。
私にとって『ベニスに死す』は、これまでの映画の見方を真っ向から変えてしまうほどの衝撃でした。
もう後戻りできない世界観にほだされた私は、DVDやサウンドトラック、パンフレット(神保町の古本屋で入手!)、原作、脚本、写真集を買い揃え、ひたすら陶酔していたことを思い出します。
しかしそれだけでは空き足りず、いつしか映画の舞台となったベニスを訪れることが最大の夢となりました。
彼らと同じ場所に立って映画の世界を体感したい。
それから数年後、ついに夢を叶えにイタリアに向かうほど映画への想いを焦がし続けました…。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
㉓朝がつらい(機能性ディスペプシア闘病記)
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㉓朝がつらい
私の場合ですが機能性ディスペプシアになってからというのも、とにかく午前中は吐き気に悩まされていました。
そのため朝の支度(したく)は心ここにあらずの状態だったので、4コマ漫画のような出来事がわりとよく起きていました。
アクティブに動きたい午前中に吐き気があると、1日の活動意欲をなくします。
そのときの私にできることは買い物と家事くらいで、朝から電車に乗ってどこかに行くとか、運動をするなんていう元気や気力はありませんでした。
そして朝食後はさらに吐き気が強く出ていました。
その原因が最初よく分かっていなかったのですが、だんだんと乳製品(チーズ、バター、ヨーグルト、牛乳など)を摂った後に吐き気が強くなるということに気付きました。
これは恐らく乳製品に含まれる脂肪分が、胃腸に負担をかけていたのではないかと思います。
あくまで私の場合ですが、消化に良いとされるヨーグルトも朝だけは受け付けませんでした。
実は機能性ディスペプシアが改善している今も、ヨーグルトは昼や夕食に食べています。朝食べると吐き気を誘発するという不安が、今も残っているためです。
「あのときあのシチュエーションで吐き気が起きた」
という出来事が積み重なっていくと、なかなかそれを払拭できない自分がいます。
何も不安なく好きなときに好きなように食べる、ということがまだできていないのは、長年機能性ディスペプシアを患った後遺症なのかも知れません。
食欲がなくても、朝食は1日の消化吸収のリズムを作るので、少量でも欠かさないようにしたいものですね。
次回は、「㉔瞑想に挑戦」について書きます。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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㉒持病を打ち明けてみる(機能性ディスペプシア闘病記)
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㉒持病を打ち明けてみる
機能性ディスペプシアは理解されづらい
機能性ディスペプシアはまだ世間にあまり知られていないせいか、病名を伝えても病気の説明を求められるか、もしくはスルーされがちです。
命に関わるような病気ではないし、「ずっと吐き気がある、すぐお腹いっぱいになる、食欲がない」などの症状を説明しても、その辛さはなかなか伝わりません。
つわりを経験している女性になら「つわりみたいな症状がずっと続く」と言えば伝わりやすいかも知れません。
でも「妊娠?」と疑われるのは避けたいですし、それを言われるとかなり傷付きます…。(経験談)
また機能性ディスペプシアの症状は、良くなったり悪くなったりします。
良いときは普段通り動けるので、そこまで深刻に見えないかも知れません。
実際体調が良いと本人も機能性ディスペプシアであることを忘れ、食事を楽しめたりします。
何を食べても大丈夫!
というときもありますが、たいてい調子良く食事を楽しんだ後は猛烈な吐き気や胃もたれに襲われ、それが何日も、あるいは週単位で続きます。
食事だけではなく、過労やストレス、あるいは何が引き金になったのか分からないまま再発してしまうこともあります。
でもこれらを人に説明しても、なかなか理解してもらえません。
持病を打ち明けるとき
機能性ディスペプシアに限らず、本当に信頼できる家族や友人以外には持病は周りに明かさないでいたいものです。
いつだって元気な自分でいたいし、変に気を遣われたくもありません。人によっては否定的なイメージを持つ人もいるかも知れません。
それでもやはり、打ち明けなければならないときもあります。
・体調が一定しないことで迷惑をかけそうなとき。
・これまでの関係の維持が難しくなりそうなとき。
わたしは仕事関係の人に少し話してから、身の置き方が楽になりました。
だけど実際に言えたのは、入社して3年経ってからのことでしたが…。
そのときの反応は4コマ漫画のようにスルーされたのですが、吐き気に襲われて早退したいことを申し出たときは事前に話しておいて良かったとは思っています。
これについても漫画にしていきたと思いますが、まだ漫画は時系列なので仕事をしていない状態です。
また食事や外出など頻繁に誘ってくれる人には、曖昧(あいまい)に断り続けているわけにもいかなかったので、「胃腸の調子がずっとおかしい」というような言いまわしで体調不良のアピールをしました。
これまでの関係を維持するのが難しいと思ったときは、それとなく伝えた方が誤解がないように思います。
結局、持病があることは最小限に留めた方がお互いに気を遣わずに良いのかも知れません。
私の場合ですが、打ち明けたことでつながれたり、共感し合ったりする関係性を求めるのは難しいと感じました。
次回は、「㉓朝がつらい」について書きます。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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胃カメラ検査を受けてきました。
2年半ぶりに胃カメラ検査を受けてきました。
私が胃カメラ検査を受けるのは、今回で3回目です。
機能性ディスペプシア患者は慢性的な胃の不快症状があるので、胃の異常があった場合でも「いつもの不調」だと思いこみ、発見が遅れることがあります。
大切な胃を守るためにも、定期検査は怠らないようにしたいところです。
今回は胃カメラ検査の必要性と、その検査結果について記事にします。
- 胃カメラ検査で分かること
- 知ってましたか?胃レントゲンの被ばく量
- 胃レントゲン検査が被ばくを高くしてしまう原因
- 胃のレントゲン検査は苦痛でしかない
- 3回目の胃カメラ検査体験
- 胃カメラ検査の結果
- 胃カメラ検査を終えて
胃カメラ検査で分かること
胃カメラ検査は次の3つの臓器を診ることができます。
・食堂
・十二指腸
通常の健康診断では胃レントゲン(バリウム)検査が主流となっていますが、早期のがんをレントゲンで発見するのは難しく、発見されたときはかなり進行した状態にあることが多いため手術や治療が必要となってきます。
また胃カメラ検査はがんだけではなく、さまざまな疾患(逆流性食道炎や潰瘍、ポリープやピロリ菌の有無など)の早期発見や確定診断ができます。
知ってましたか?胃レントゲンの被ばく量
胃の定期検査は2つの方法があります。
・胃レントゲン(バリウム)検査
・胃カメラ
健康診断では胃レントゲン(バリウム)検査が主流となっていますが、ここ数年、検査時に受ける被ばくの危険性が国会でも取り上げられるようになってきました。
先進国でも胃レントゲン検査を行っているのは、日本だけとも言われています。
■検査で受ける被ばく量の比較
参考文献:環境省「放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料」より
一般的に、人の年間許容量は「原則1ミリシーベルト以下」という基準値が出ているので、とても高い数値であることが分かります。
また、検診車で受ける胃のレントゲン検査は、小さなフィルムで撮影するので医療機関で受けるより高くなるそうです。
私も何度か検診車で受けました…。
胃レントゲン検査が被ばくを高くしてしまう原因
胃レントゲン検査は撮影の瞬間に放射線が出るわけではありません。
実は寝かされた台の上は常に照射し続け、体制を変えながらタイミングを見計らって撮影するので、どうしても被ばく量が高くなってしまうのです。
放射線によって「発がん」する1回の被ばく量は50~200mSyなので、それほど気にしなくてもいいのかも知れません。
しかしこれを何十年も続けていると、放射線量は体内に蓄積されてがんのリスクが高まってしまうことを否定できません。
胃のレントゲン検査は苦痛でしかない
被ばくも怖いですが、胃のレントゲン検査はとても苦痛なものです。
バリウムを一気に飲み干し、その後すぐ検査台に乗せられ、角度を変えながら撮影していきます。
タプタプの胃の状態で逆さに近い恰好になるのは、嘔吐恐怖症の人にとって恐怖にたえません。
私は以前、口からバリウムを垂らして検査室を出てくる人を見てからトラウマにもなっていました。
また検査後はバリウムを排出するために下剤を飲みますが、とても強い腹痛に襲われます。お腹の弱い私は、下剤を飲めばその日1日外出できないほど効きすぎてしまいます。
便秘がひどい人はバリウムがうまく排出されず、腸閉塞、消化管穿孔などの重篤な症状が起きる可能性もあるので、人によっては検査後も苦痛を伴います。
3回目の胃カメラ検査体験
私が今回胃カメラ検査を受けたのは、「機能性ディスペプシア4コマ漫画」でも描いた総合病院です。
嘔吐恐怖症の私は、今回も鎮静剤を使っての検査を希望しました。
喉に麻酔するお薬は、スプレー式に変わっていました。
3回ほど散布されましたが、少し苦味があるだけでバリウムと比べれば全く問題ありません。
「体を左側にして横になって下さい」と言われるがまま検査台に横になると、そこから少しずつ記憶が途切れました(マウスピースをくわえさせられたところまではうっすら覚えています)。
検査は5~10分ほどでしたが、いつの間にか終わっていました!
鎮静剤が効きすぎる私は、1時間ほど眠らせてもらっていたようです。
家に帰ってからも爆睡でした。
胃カメラ検査の結果
胃カメラ検査の結果ですが、2~3ミリの胃底腺ポリープが何個があったようですが、特に大きくなったり増えてしているわけでもなかったので問題ないようです。
実はプロトンポンプ阻害薬(オメプラール、タケプロン、パリエットなど)を服用すると、ポリープが腫大したり、数が増加するとの報告もあります。
でも。
タケプロンを6年ほど飲んだり飲まなかったり、時には倍の量を飲んでしまっていた私ですが、胃カメラ検査については特に大丈夫でした。
機能性ディスペプシア患者は、長く薬を飲み続けていることの不安から無理して断薬を試みる人も多いかと思います。実際私もそうでした。
ですが、今のところ胃や肝臓、腎臓、血液などの検査で指摘されたことはありません。
(コレステロール値はいつも高いんですけどね…)
胃カメラ検査を終えて
胃カメラ検査はいくら鎮静剤が使われると言っても、やはり検査前は億劫ですし恐怖心も否めません。
でも検査後は、ただ眠っていただけなのに妙な充実感を味わえます(笑)。
目覚めれば場所も変わっているので、まるでタイムワープをしたような感覚です。
ぜひ次の胃の定期検査は胃レントゲン検査ではなく、胃カメラ検査をおススメします。
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ミニシアターにハマる10の理由
はてなブログ10周年特別お題「私が◯◯にハマる10の理由」
はてな10周年記念のお題に再び参加します。
今回は、私が「ミニシアターにハマる10の理由」です。
10年くらい前からシネコン(同じ施設内に複数のスクリーンがある映画館)が次々と誕生し、ミニシアターが相次いで閉館に追い込まれました。
しかし多彩な作品を輩出してきたミニシアターは、これまで多くの映画ファンに愛されてきました。
映画産業が変わりつつある今こそ、ミニシアターの魅力について見直していきたいと思います。
- ・映画好きが集う
- ・映画館ごとのカラーがある
- ・1人で行きやすい
- ・待っている時間も楽しい
- ・ノスタルジックな気分になれる
- ・リバイバル作品の上映がある
- ・空いてる
- ・イベントが多い
- ・掘り出し物に出会える
- ・大人の隠れ家的存在
・映画好きが集う
ミニシアターは、その劇場でしか観ることができない作品を上映することが多く、わざわざそこに足を運んでくるような観客が集っています。
上映される作品も大衆向けではなく斬新で実験的なものや、作家性の強い作品を取り扱っているのも特徴です。
そのため、ちょっと変わったテイストを求める映画通な人々が訪れる場所にもなっています。
・映画館ごとのカラーがある
ミニシアターは、その劇場ごと上映される作品にカラーがあります。
ヨーロッパやアジアを中心とした作品、アート系の作品、ドキュメンタリー作品、アニメ系の作品など、上映する作品に運営者がこだわりを持っています。
また建物や内部もコンクリート打ちっぱなしの無機質な雰囲気や、色を統一させたモダンな雰囲気、温かみのあるレトロな雰囲気など、オリジナル性に溢れた空間が演出されています。
・1人で行きやすい
シネコンに比べ、ミニシアターは1人で訪れる人が目立ちます。
チケットを買う人も、ロビーで待つ人も、座席で寛ぐ人も、それぞれ思い思いの自分の時間を過ごしています。
ゴールデンウィークやクリスマス、正月など人で賑わう季節も1人で訪れる人が多いので、いつでも安心してふらりと立ち寄ることができます。
おひとり様歓迎ムードのミニシアターは、シネコンでは味わえない居心地の良さがあります。
・待っている時間も楽しい
上映作品や過去作品を紹介した雑誌・新聞の切り抜きが、ロビーの一角もしくは壁一面に展示されていたりします。
往年のスターやロングランヒットとなった名作映画の写真もずらりと並べられ、まるで映画美術館に来たような気分になります。
上映前の待ち時間も気分を盛り上げるような雰囲気作りが随所にちりばめられ、訪れた人たちをワクワクさせてくれます。
・ノスタルジックな気分になれる
1980年代にミニシアターブームとなり、そこから個性あふれる小さな劇場が次々と誕生しました。そんな当時の香りを残した歴史ある劇場が今も存在しています。
新しく改装オープンしたミニシアターは、最先端技術を取り入れたシネコンと比べれば規模が小さく低コストな仕上がりになっていたりもします。
またネット予約が主流となった今も、自由席や整理番号制をそのまま継続しているミニシアターもあり、どこかノスタルジックな雰囲気が漂っています。
・リバイバル作品の上映がある
コロナ禍で上映する作品が減少し、最近ではシネコンもリバイバル作品を上映する企画が取り入れられるようになりました。
しかしミニシアターは昔から見逃した映画や、一度スクリーンで観てみたかった名作映画を積極的に上映してきました。
時にその劇場が贔屓にしていた監督や俳優が亡くなったりすると特集上映を組み、スクリーンで蘇らせてくれることもあります。
ミニシアターだからこそセレクトされたリバイバル作品を、存分に楽しむことができます。
・空いてる
独自路線の映画を上映することが多いため、シネコンに比べれば圧倒的に空いています。
ときどき上映作品が話題となって満員御礼となることもありますが、混雑で不快な思いをすることはほとんどありません。
座席も希望に近い場所を確保しやすく、フードやドリンク、グッズを買う売店で長らく待たされることも滅多にありません。
・イベントが多い
ミニシアターは観客との距離が近く、自主映画を始めとするトークイベントや舞台挨拶が頻繁に行われています。
上映する作品も日替わりで変えたり、スタンプラリーやセミナーを開催することもあります。
ミニシアターの独自な集客作戦が、これまでと違う角度から映画を見つめさせてくれます。
・掘り出し物に出会える
ときどきミニシアターから異例のロングランヒット作が誕生するときがあります。
1989年に公開された『ニュー・シネマ・パラダイス』はヨーロッパ映画とミニシアターブームの火付け役となり、映画産業に革命をもたらしました。
『ライフ・イズ・ビューティフル』『アメリ』『トレイン・スポッティング』『この世界の片隅に 』『カメラを止めるな!』などもミニシアターから誕生し、口コミで広がって拡大公開した作品です。
ミニシアターでいち早くおさえた作品が巷で話題になると、その喜びはひとしおで発掘感を味わえます。
・大人の隠れ家的存在
特に東京のミニシアターは路地裏や地下に建てられているところが多く、看板がなければ通り過ぎてしまうようなひっそり感があります。
訪れる人たちに子供の姿もほぼなく、落ち着いた大人のプライベート空間を醸し出しています。
映画が好きな人にとことん映画に集中させてくれるミニシアターは、まさに大人の隠れ家ととして贅沢な映画時間を体験させてくれます。
まとめ
ミニシアターの魅力について独自にまとめてみました。
映画館には非日常の時間が流れています。
映画館に向かおうと思った瞬間から心躍り、その人だけの特別な思い出が刻まれていきます。
もしかしたら人生を変えるような作品に出会えるかも知れません。
それは映画館という特有の雰囲気が、一層鑑賞者の心に映画の感動を響き渡せているからだと思います。
ぜひ心ゆくまで自分だけの特別な映画時間を堪能してみて下さい。
㉑夏がつらい(機能性ディスペプシア闘病記)
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㉑夏がつらい
機能性ディスペプシアと自律神経
機能性ディスペプシアは、自律神経が乱れると症状が悪化すると言われています。
特に自律神経が乱れやすい夏は、注意が必要です。
猛暑が続くと、体内の温度を下げるために交感神経が働き、体のバランスを整えようとする自律神経に大きな負担がかかります。
疲弊した自律神経は体内の水分の循環や熱の放出がうまくできず、やがて頭痛・めまい・だるさ、そして食欲不振を始めとした胃腸障害を引き起こしてしまいます。
機能性ディスペプシアの私と夏
私が機能性ディスペプシアを発症したのも夏でした。
暑さで自律神経が乱れたことが原因の1つとなっていたのを自覚していたので、
「暑いところにいるとまた胃を壊してしまうかも知れない」
という不安から、できるだけ炎天下にさらされることを避けるように過ごしていました。
4コマ漫画は時系列で描いているので、時は2016年になります。
娘は当時4歳。
幼稚園の夏休みは、クラスみんなで公園遊びが企画されることもありました。
炎天下の中、元気に遊びまわる子供たちを見ながら木陰で立ち話をするママたち。
このときの私は、そんなことはとてもできる自信がなく、参加せずにいました。
だけど夏休み前、幸か不幸か
「キッザニアに行こう!」
「遊園地に行こう!」
と、声をかけられるようになりました。
電車で子連れでお出掛け…。
もう不安しかありません。
「うちの車に乗って行く?」と言われることもありましたが、これはこれで車酔いの不安が襲い掛かります(そもそも慢性的な吐き気があるので車に乗ること自体苦痛です)。
外出の誘いを断るために私が出した苦肉の策は、自分の家に招くことでした。
人を家に招くのはとても疲れますし準備も大変ですが、炎天下にさらされて機能性ディスペプシアが悪化するよりはマシだと思いました。
たとえ体調が悪くなったとしても、家なら何とか乗り切れます。
子供のための思い出作りと割り切って、頑張りました…。
持病を抱える人に思うこと
もし私が機能性ディスペプシアでなければ…。
あのときの子育ては、もっとアクティブな思い出が作れたかも知れません。
持病があると、できないことばかり目が行きがちです。
誰もが元気に見え、引きこもりがちな自分を呪いたくなります。
持病のせいで家族を巻き込んでしまっていると思うと、心苦しくもなります。
でも病気になるということは、それだけ自分に無理をさせていたということかも知れません。
私は機能性ディスペプシアになってから、これまでの生き方を見つめ直すきっかけにもなったように思います。
2021年の今、私の機能性ディスペプシアは半年間ほぼ症状がありません(正確には3~4月くらいに落ち着きました)。
当時の苦しんでいる私や、今も苦しんでる人たちに伝えたいのは、
そのときできることをすればいい。
ということです。
無闇に自分を責め立てず、自分に優しくしてあげてほしいと思っています。
だってその病気は、これまで頑張った証でもあるのですから。
次回は、「㉒持病を打ち明けてみる」について書きます。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
私がフランス映画にハマる10の理由
はてなブログ10周年特別お題「私が◯◯にハマる10の理由」
はてな10周年記念のお題に再び参加します。
今回は、私が「フランス映画にハマる10の理由」です。
ハリウッド映画にはないフランス映画の魅力について、自分なりに感じたことを洗い出してみました。
- ラストの余韻がすごい!
- 静かに泣ける
- 会話が哲学的
- ミニシアターで公開される
- リアルの追求
- 恋愛要素が絡む
- おしゃれな気分になる
- フランス女性がカッコいい
- フランス語が心地よい
- ネガティブ思考が共感できる
ラストの余韻がすごい!
フランス映画がキレイに完結することはめったにありません。
その先が観たかったのに、そんなフラストレーションを抱えながらエンドクレジットを眺める人も多いかも知れません。
しかし結末を鑑賞者に委ねたことで、その分主観に浸ることができます。答えのない答えを探す時間こそ、フランス映画の最大の醍醐味だと思っています。
静かに泣ける
フランス映画は起承転結があまりなくストーリーが淡々と進みます。演技も抑えめなので登場人物の心理が見えにくところがありますが、実は何気ないしぐさや言葉に観念的なものが隠されているのに気付ける瞬間があります。
そんなときは思いっきり泣けるというよりは、心に染み入った涙が静かに零れていきます。
会話が哲学的
フランス映画は意味があるのか、ないのか分からない謎めいた会話劇がつきものです。時に主人公の心の声を拾い続けることもあります。
独自の美学や思想の語らいを見ていると、映画というよりは小説を読んでいるような感覚にもなっていきます。
また形容も表現豊かで詩的なものを感じます。語彙の豊富なフランス語だからこそ繊細な言葉が紡ぎ出され、彼らが熱く語る哲学に魅了されます。
ミニシアターで公開される
フランス映画は大衆向けではないため、大抵ミニシアター(単館系映画館)で公開されます。劇場には、そこでしか観ることのできない作品を求めたコアなファンが集り、独特な空気感を感じながら鑑賞することができます。
私がかつてフランス映画をよく観ていた映画館は、「シャンテ・シネ 日比谷」でした。
今はシネコンになってしまいましたが、当時フランス映画特集をよく上映していたのでお気に入りの映画館でもありました。
ミニシアターという場所で、フランス映画の思い出が根付いている人も多いと思います。
リアルの追求
フランス映画は社会問題を見つめさせるようなメッセージが込められています。
どちらかと言えばマイノリティな人たちに焦点を当て、彼らの生きづらさや悲劇を描写します。
『アメリ』のような可愛らしい作品もありますが、基本的にファンタジーやホラーなどの非現実的な作品はあまり観られません。
主軸となるのは濃密な人間ドラマで、どこか退廃的で狂気が絡んだものを感じます。しかし人間の本質を炙り出すようなリアルな描写が魂に響き渡ります。
恋愛要素が絡む
恋愛大国のフランス。
映画でもほぼ確実にラブストーリーが絡んできます。
年代や性別を問わず、プラトニックな愛や溺れた愛、湾曲した愛や禁断の愛など様々な愛を切り取り、どれもタブー視しません。
フランス社会は多様性を尊重するので、早いうちからLGBT問題も映画に取り入れてきました。時に過激で大胆すぎるものがありますが、人を愛すことに罪が無いことや、愛こそ人生であることを謳っているように見えます。
その愛はとても情熱的で眩ゆいものに映り込んでいきます。
おしゃれな気分になる
フランスの芸術や文化は、とても洗練されたものを感じます。
街並みやファッションはもちろん、部屋の色合いやさり気なく置かれた絵やオブジェ、ヴィンテージ家具などどれも心惹かれます。またそこで暮らす彼らの自由な生き方に優雅さも感じられ、憧れが募ります。
そんなフランス映画に入り込んだ後は、おしゃれな時間を過ごしたような気分を味わえます。
フランス女性がカッコいい
フランス映画に出てくる女性たちは自尊心が高く、人に媚びることはありません。いつでも自分の信念を貫くことを大切にしているので、倫理観を問うような展開に驚くこともあります。
女流作家マルグリット・デュラスの実話を描いた映画『あなたはまだ帰ってこない』は、それを象徴するような物語でした。
フランス女性の潔い生き方がフランス映画の上質な魅力ともなっています。
フランス語が心地よい
フランス語は世界一美しい言語とも言われています。
抑揚の少ない滑らかな響きは耳心地が良く、いつまでも聴いていたいと思わせます。声のトーンも絶妙で、ささやくような優しさを感じられます。
フランス語の美しい発音が、フランス映画をよりロマンチックに彩っているように思います。
ネガティブ思考が共感できる
フランス映画を観ていると、コメディ作品以外は物憂げな表情をしている主人公が多く陰鬱な雰囲気が漂います。
恋愛に開放的で我流を貫くフランス人ですが、悲観主義な一面も多く見られます。
起きてもいない未来を案じたり、相手の心理を勝手に推測したりして、自暴自棄になる姿をとらえていくのも特徴的です。
しかしそんな彼らの負の連鎖に深く共感してしまうのは、同じく悲観主義の自分の気質と似たものを感じるからかも知れません。
まとめ
フランス映画は難解で退屈なイメージがあります。
実際そんな映画があることは否定できませんが、でも何故か鑑賞後、格別な気持ちに満たされることがあります。
今回フランス映画の特徴や魅力を記事にしたことで、その答えが分かったように思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
⑳外食(機能性ディスペプシア闘病記)
はじめての方はこちらをご覧下さい。
⑲外食
外で出される食事は、機能性ディスペプシアや胃弱の人にとって、とても量が多く感じられます。
ラーメンやパスタ等の麺類1人前も、完食するのがひと苦労です。
(最近では「量を多く出すことがお客様へのもてなし」をスタンスにしているお店もありますが、あれって誰にでも喜ばれるサービスではないんですよね…。)
とにかくテーブルに食事が運ばれてきたとき、「食べきれるだろうか」というプレッシャーが重くのしかかります。
最初は美味しく食べられても、半分まで食べきると、たいてい苦行に思えてきます…。
それはもう、大食い選手権の後半戦を迎えた選手のような気分です。
残してしまうと、
「美味しくなかったのかな」
「食べ残すなんてマナーを知らない人」
と、お店の人に思われてしまうことや、一緒に食事をしている相手に対しても申し訳ない気持ちになってきます。
家族と一緒なら食べてもらうことができますが、友人や職場関係の人との食事はそうもいきません。
家族以外の人と外食をするときの私のルールは、
「そのとき食べたいものではなく、食べきれそうなものを選ぶ。」
でした。
そして食べきれないことも想定し、できるだけ
「残した量が目立たないメニューを選ぶ。」
ようにしていました。
たとえば汁に入った麺類なら沈めてしまいます…(^^;)
洋食なら、ごはんよりパンにします。パンを半切れ残した方がごはんより目立ちません(と私は思っています)。
あとはわざと辛いものを選び、辛すぎて食べられなかった体裁を装います(実際私は辛いものが大好きです)。
パスタは誤魔化しきれないので、イタリアンならグラタンやドリアにします。残ったものを隅に押し寄せることができるからです。
本当は注文時に「少なめで」と言えたら良いのですが、複数人での会食だと場を白けさせてしまいそうなので言えないんですよね…。
そんなとき魅力的に目に映るのは、お子様ランチです。
いろいろなお料理を1プレートでおさめ、時には飲み物やデザートまで付いてお値段もお手頃です。
1人前を食べきれない人にとって、これほど条件に合ったメニューはありません。
もし誰でも注文することができたら、外食でこんなに悩むことがないのにと思います。
もっとハーフサイズのハーフ価格がメニューに並べられたらと願う日々です。
今回は機能性ディスペプシア患者や、胃弱や小食の人のあるある記事を書いてみました。
次回は「㉑夏がつらい」について書きます。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
ブロガーバトン受け取りました!受け取ってくれる方募集中です。
ブロガーバトンを受け取りました!
映画という共通の趣味ブログで仲良くさせてもらっている大学生のiBUKiさんからのバトンです。
iBUKiさん(id:WDF)は映画への愛がとても深く、親しみやすい文章でいろいろなジャンルの映画を紹介してくれています。
こんな未熟者の私にブロガーバトンを回して頂いてとても光栄です(*'▽')
ありがとうございます!
でもどう書いていいのか分からず、そしてバトン先をどうしたらいいのか悩んでいます…。
紹介したいブロガーさんはたくさんいるのですが(^^;)
たとえば同じように漫画やイラストを描かれている方や、毎回新しいレシピを紹介されている方、同じ持病で悩まれている方など…。
私のバトンを受け取って下さる方がもし居ましたら、ぜひコメント下さい~。
とりあえず条例に従って、ブロガーバトンを載せておきますね。
この画像がバトンになるようですよ!
一番古い記事
お気に入りの記事
お気に入りの記事は映画『ア・ゴースト・ストーリー』の感想を書いています。
Google検索の映画記事の中では5番目くらいに読まれていて、私の中で今年観た映画のベスト10に入るかもしれないくらい心に響きました。
作り込まれた世界に酔いながら一気に書き上げたお気に入りの記事です。
載せたバトンの画像ですが、窓フォトというアプリで編集加工するらしいのですが、私には時間がかかりそうなのですべてExcelで行いました。(画像荒くなってしまいました。)
きちんとしたやり方はこちらにあるようです。↓
今回ブロガーバトンなるものを受け取らせて頂き、こんな繋がりもあるんだなと思いました。
はてなの輪が広がるきっかけになり、またそのブロガーさんの人柄も知れるので面白い企画ですね。
ブログ歴半年の私ですが、ここまで何とか続けてこれたのもはてなの繋がりがあればこそだと改めて思いました。
ときどき時間に追われてブログを続けることに挫折しかけるときもありますが、購読させてもらっているブロガーさんの記事を読むと頑張ろうと思ったりしています。
これからもマイペースに投稿していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
⑲我が家のキッチン(機能性ディスペプシア闘病記)
はじめての方はこちらをご覧下さい。
⑱我が家のキッチン
もとからお料理があまり得意でなかった私ですが、機能性ディスペプシアになってから食事のメニューを考えるのが苦痛になってしまいました。
食べたいものが思い浮かばないため、メニューも思い付きません。
ヒント探しにお料理番組やレシピ本を見ても心動かされず、逆に胃酸が込み上がってきます。
自分1人なら何かあっさりしたもので済ましたいところですが、成長期の子供がいるとそうもいきません。
そんなとき私は、とりあえず野菜をたくさん入れられる煮物や炒め物ばかり作っていました。
子供にとって、つまらない食事だったかも知れません。
あくまで私の場合ですが、機能性ディスペプシアの症状がつらいとき、新メニューへのチャレンジ意欲はほとんどありませんでした。
しかし。
それを見兼ねたのか、我が家に救世主が現れました。
食べることが大好きな夫です。
最初はラーメンから始まりました。
どうやったら野菜がシャキシャキになるのか、チャーシューが無いとき何を代用すべきか、ラーメンに合う半熟卵加減はどれくらいか、そんな小さな探求心から夫の自己流クッキングの幕が開けました。
美味しいものが食べたいと思う人は、やっぱりお料理も上手ですね。
夫や周りの人を見ると常々そう思います。
少しでも美味しくするため、ひと手間かけることを厭いません。
たとえば私はカレーは市販のルーを使って作りますが、夫はカレー粉やヨーグルト、トマト缶やローリエなどあらゆる食材で味付けします。
サラダのドレッシングやステーキのたれ、鍋の素も市販品は使わず、手作りします。
そのため、我が家のキッチンは私がかつて使うことのなかった調味料で溢れ出しました(笑)。
スパイスに限ってはどれだけあるんだろうという感じで収納に困っていますが…(^^;)。
私は機能性ディスペプシアになってしまいましたが、夫のお料理への覚醒は怪我の功名となったかも知れません(^^;)。
次回は、「⑲外食」について書きます。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
沈黙ホラー映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』の続編で本当に描きたかったものとは?
あらすじ
生まれたばかりの赤ん坊と耳の不自由な娘のリーガン、息子のマーカスを連れ、燃えてしまった家に代わる新たな避難場所を探して旅に出たエヴリン。一同は、新たな謎と脅威にあふれた外の世界で、いつ泣き出すかわからない赤ん坊を抱えてさまようが……。
2021年製作/97分/G/アメリカ
引用元:映画com.
ホラー映画の続編は鮮度が鍵
2018年に公開された『クワイエット・プレイス』。
「音を出したら即死」という斬新な設定が極度の緊張を生み、鑑賞者に未だかつてない恐怖をシンクロ体験させました。
映画が描いたのは、沈黙。
シンプルながらもそのたった1つのルールが、荒廃した地球で生き残る術でした。
無音の中で繰り広げられる「何者か」とのサバイバル劇は息をのむほどスリリングで、先鋭的なホラー映画としてスマッシュ・ヒットを記録しました。
その続編が公開されると聞いたとき、せっかくの世界観を続編が壊してしまうことを危ぶんだ映画ファンも多いかも知れません。
過去、新感覚のホラー映画として話題を呼んだ『キューブ』(1997年)や『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(1999年)も、前作にダメージを及ぼすほどの失敗作に終わったことが思い起こされます。
何しろこれらの映画は、鑑賞者に未体験の恐怖を与えたことが成功のカギとなりました。
その未体験を一度味わってしまうと、同じ鮮度での恐怖は味わえません。
どんなにスケールアップしても、ホラー映画の続編がなかなか前作を超えられない理由はそこにあります。
本作で描かれたもの
監督・原案・脚本を手懸けたジョン・クラシンスキーは、前作のサイレント感を潔く手放すことで新たなドラマを生み出しました。
同じ手法で鑑賞者を満足させることができないと分かっていたのかも知れません。
そのせいか異色だった恐怖や緊張度合が薄まってしまったことは否めないでしょう。
続編では父親(夫)を亡くした家族が、生まればかりの赤ちゃんを抱えて避難場所を探し、逃げ惑う一連の逃亡劇が切り取られていきます。
後半になると、ホラーというよりはパニック映画の領域になりつつありました。
しかし今回主軸になったのは、子供たちでした。
前作で守られるべき存在だった彼らは、父親が必死で伝えたメッセージを胸に響かせているのが分かります。
前作の父との会話やつながりを感じることで、この続編が身震いするほどの感動を描いていることに気付くことでしょう。
ジョン・クラシンスキーは前作で父親役も演じています。
キリアン・マーフィーの存在感
謎の生存者として新たに登場したエメット役を、碧い瞳が印象的なアイルランド出身の俳優キリアン・マーフィーが演じています。
キリアンと言えばゾンビ映画『28日後…』(2002年)で主演を務め、一躍知名度を上げました。
彼の魅力の1つとなっているのが弱弱しさです。
それ故、崩壊した世界の危機感をより漂わせ、鑑賞者を見事に絶望の淵に陥れました。
知的で繊細なイメージを持つキリアンは、本作でもミステリアスな雰囲気を醸し出しています。
決して頼りがいのある救世主でないところが期待を裏切りません。
キリアンファンとしては、聴覚障害を持つ少女との対話シーンが見どころでしょう。
手話ができず計画を伝えられないことに苦悶しているキリアンを、少女が「ゆっくり喋って」と諭すシーンがあります。
少女に顔を両手に添えられたキリアンは、完全に主導権を握られていました。
この1ショット、彼の魅力が引き立っているのを見逃せません。
そして良い人なのか悪い人なのかは伏せておきますが、『28日後…』で見られたキリアンの覚醒を本作でも観ることができ、ファンにとってはたまらない1本になるはずです。
何と第3弾の製作も決定したようです。長編ホラー映画となりそうですね!
浅草に行って来ました!ペリカンパンもゲット!
緊急事態宣言が終わったので、久しぶり浅草に行って来ました。
実は観光だけではなく、今回目的が2つありました。
仲見世通りには、たくさんのお土産屋さんが並んでいます。
平日の午前中だったせいかシャッターが閉まっているところもあり、少し閑散とした雰囲気です。
焼きたてのお煎餅やホカホカの大学芋、インスタ映えしそうなジェラートやいちご大福、アツアツの人形焼きなど、魅力的な食べ物屋さんに心惹かれますが、まず最初に寄ったのは雷門から歩いて5分くらいのところにある「中村屋本店」(東京都台東区浅草2-1-1)です。
珍しいおつまみや豆類が販売されている、創業1910年(明治43年)のお店です。
外観からして老舗の雰囲気が漂ってますね。
実はこのお店、浅草で大人気の「ペリカンパン」を卸しているのです。
そう、私の浅草目的1つ目が、このペリカンパンを買うことでした。
映画やTV、雑誌などで紹介されるようになってから予約しないと買えないほどの人気食パンとなっています。
本店(東京都台東区寿4-7-4)ではすぐに完売してしまうとのことだったので、ネットの裏情報でこちらのお店に立ち寄ってみたところ…。
ありました!
お店の一角にペリカンパンコーナーが!
1斤、1.5斤、2斤、そしてロールパンが並んでいました。
どの大きさにしようか悩んでいる間に後から来たお客さんが次々と買って行くので、慌てて1.5斤をゲットしました。(夢叶えたり!)
恐らくですが、午後には完売してしまいそうな気がしました。
次はペリカンパンと一緒に浅草寺へ。すぐ左に威風堂々とした五重塔が見えます。
本堂にある煙を浴びた後、参拝。
御朱印もしっかり頂きました。
仲見世通りをブラブラ歩いた後、「麻鳥・串焼 釜めし」のお店でランチにしました。
地鶏の焼鳥丼か五目釜めしで悩みましたが、五目釜めしを注文しました。
着物を着た店員さんに「お作りするのに30分かかりますが大丈夫ですか?」と言われましたが、全然問題なしです。
店内のお客さんはお酒を飲みながら(やっと解禁されましたからね)、ゆったりその時間を楽しんでいるようでした。
30分後に運ばれてきた炊き立ての釜めし。
海老・カニ・ピーマン・鶏そぼろ・筍・椎茸が彩り良く並べられています。
ご飯に出汁がしっかりとしみ込んで、お焦げをかき混ぜながら味わいました。
機能性ディスペプシアが改善傾向にある私は、わりとボリュームがありましたがほぼ完食することができました。
一緒に出された深蒸し緑茶や赤だし味噌汁、お新香も釜めしの味を引き立ててくれました。
再び仲見世通りで古美術品や衣料品、雑貨店などを見た後、銀座線に乗って上野広小路駅へ。
今回の目的2つ目は「湯島天満宮」でした。
私の姪っ子は今年受験生なので、合格祈願に行きたかったのです。
湯島天満宮は学問の神様として知られる菅原道真公を祀っているので、受験シーズンは多くの受験生たちが訪れます。
この日は平日のせいか人気がなく、落ち着いて祈願することができました。
帰ってから食べたお楽しみのペリカンパン。
余計なものが一切入っていない昔ながらの食パンは、オーソドックスな味でしたがふんわりとした食感です。
トーストすると少し甘味が出ますが、市販のパンより甘味はありませんでした。
けっこう密度が高いので、普通の市販の食パンより満たされます。
甘いジャムと一緒に食べると、より美味しかったです。
今回は1万4000歩も歩きました!
たまには東京観光もいいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。