胃カメラ検査を受けてきました。

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2年半ぶりに胃カメラ検査を受けてきました。

私が胃カメラ検査を受けるのは、今回で3回目です。

機能性ディスペプシア患者は慢性的な胃の不快症状があるので、胃の異常があった場合でも「いつもの不調」だと思いこみ、発見が遅れることがあります。

大切な胃を守るためにも、定期検査は怠らないようにしたいところです。

今回は胃カメラ検査の必要性と、その検査結果について記事にします。

 

 

胃カメラ検査で分かること

胃カメラ検査は次の3つの臓器を診ることができます。

・胃
・食堂
・十二指腸


通常の健康診断では胃レントゲン(バリウム)検査が主流となっていますが、
早期のがんをレントゲンで発見するのは難しく、発見されたときはかなり進行した状態にあることが多いため手術や治療が必要となってきます。

また胃カメラ検査はがんだけではなく、さまざまな疾患逆流性食道炎や潰瘍、ポリープやピロリ菌の有無など)の早期発見や確定診断ができます。

 

知ってましたか?胃レントゲンの被ばく量

胃の定期検査は2つの方法があります。

・胃レントゲン(バリウム)検査

胃カメラ

 

健康診断では胃レントゲン(バリウム)検査が主流となっていますが、ここ数年、検査時に受ける被ばくの危険性が国会でも取り上げられるようになってきました。

先進国でも胃レントゲン検査を行っているのは、日本だけとも言われています。

 

■検査で受ける被ばく量の比較

頭 部 (直接撮影) 0.1ミリシーベルト
胸 部 (直接撮影) 0.4ミリシーベルト
胃 部 (バリウム) 3.3ミリシーベルト

参考文献:環境省「放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料」より

一般的に、人の年間許容量は「原則1ミリシーベルト以下」という基準値が出ているので、とても高い数値であることが分かります。

また、検診車で受ける胃のレントゲン検査は、小さなフィルムで撮影するので医療機関で受けるより高くなるそうです。

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みみ

私も何度か検診車で受けました…。

 

胃レントゲン検査が被ばくを高くしてしまう原因

胃レントゲン検査は撮影の瞬間に放射線が出るわけではありません。

実は寝かされた台の上は常に照射し続け、体制を変えながらタイミングを見計らって撮影するので、どうしても被ばく量が高くなってしまうのです。

放射線によって「発がん」する1回の被ばく量は50~200mSyなので、それほど気にしなくてもいいのかも知れません。

しかしこれを何十年も続けていると、放射線量は体内に蓄積されてがんのリスクが高まってしまうことを否定できません。

 

胃のレントゲン検査は苦痛でしかない

被ばくも怖いですが、胃のレントゲン検査はとても苦痛なものです。

バリウムを一気に飲み干し、その後すぐ検査台に乗せられ、角度を変えながら撮影していきます。

タプタプの胃の状態で逆さに近い恰好になるのは、嘔吐恐怖症の人にとって恐怖にたえません。

私は以前、口からバリウムを垂らして検査室を出てくる人を見てからトラウマにもなっていました。

 

また検査後はバリウムを排出するために下剤を飲みますが、とても強い腹痛に襲われます。お腹の弱い私は、下剤を飲めばその日1日外出できないほど効きすぎてしまいます。

便秘がひどい人はバリウムがうまく排出されず、腸閉塞、消化管穿孔などの重篤な症状が起きる可能性もあるので、人によっては検査後も苦痛を伴います。

3回目の胃カメラ検査体験

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私が今回胃カメラ検査を受けたのは、「機能性ディスペプシア4コマ漫画」でも描いた総合病院です。

cinamonland.hatenablog.com

 

嘔吐恐怖症の私は、今回も鎮静剤を使っての検査を希望しました。

喉に麻酔するお薬は、スプレー式に変わっていました。

3回ほど散布されましたが、少し苦味があるだけでバリウムと比べれば全く問題ありません。

「体を左側にして横になって下さい」と言われるがまま検査台に横になると、そこから少しずつ記憶が途切れました(マウスピースをくわえさせられたところまではうっすら覚えています)。

 

検査は5~10分ほどでしたが、いつの間にか終わっていました!

鎮静剤が効きすぎる私は、1時間ほど眠らせてもらっていたようです。

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みみ

家に帰ってからも爆睡でした。

 

胃カメラ検査の結果

胃カメラ検査の結果ですが、2~3ミリの胃底腺ポリープが何個があったようですが、特に大きくなったり増えてしているわけでもなかったので問題ないようです。

 

実はプロトンポンプ阻害薬オメプラールタケプロンパリエットなど)を服用すると、ポリープが腫大したり、数が増加するとの報告もあります。

でも。

タケプロンを6年ほど飲んだり飲まなかったり、時には倍の量を飲んでしまっていた私ですが、胃カメラ検査については特に大丈夫でした。

機能性ディスペプシア患者は、長く薬を飲み続けていることの不安から無理して断薬を試みる人も多いかと思います。実際私もそうでした。

ですが、今のところ胃や肝臓、腎臓、血液などの検査で指摘されたことはありません。

コレステロール値はいつも高いんですけどね…)

胃カメラ検査を終えて

胃カメラ検査はいくら鎮静剤が使われると言っても、やはり検査前は億劫ですし恐怖心も否めません。

でも検査後は、ただ眠っていただけなのに妙な充実感を味わえます(笑)。

目覚めれば場所も変わっているので、まるでタイムワープをしたような感覚です。

ぜひ次の胃の定期検査は胃レントゲン検査ではなく、胃カメラ検査をおススメします。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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