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⑲外食
外で出される食事は、機能性ディスペプシアや胃弱の人にとって、とても量が多く感じられます。
ラーメンやパスタ等の麺類1人前も、完食するのがひと苦労です。
(最近では「量を多く出すことがお客様へのもてなし」をスタンスにしているお店もありますが、あれって誰にでも喜ばれるサービスではないんですよね…。)
とにかくテーブルに食事が運ばれてきたとき、「食べきれるだろうか」というプレッシャーが重くのしかかります。
最初は美味しく食べられても、半分まで食べきると、たいてい苦行に思えてきます…。
それはもう、大食い選手権の後半戦を迎えた選手のような気分です。
残してしまうと、
「美味しくなかったのかな」
「食べ残すなんてマナーを知らない人」
と、お店の人に思われてしまうことや、一緒に食事をしている相手に対しても申し訳ない気持ちになってきます。
家族と一緒なら食べてもらうことができますが、友人や職場関係の人との食事はそうもいきません。
家族以外の人と外食をするときの私のルールは、
「そのとき食べたいものではなく、食べきれそうなものを選ぶ。」
でした。
そして食べきれないことも想定し、できるだけ
「残した量が目立たないメニューを選ぶ。」
ようにしていました。
たとえば汁に入った麺類なら沈めてしまいます…(^^;)
洋食なら、ごはんよりパンにします。パンを半切れ残した方がごはんより目立ちません(と私は思っています)。
あとはわざと辛いものを選び、辛すぎて食べられなかった体裁を装います(実際私は辛いものが大好きです)。
パスタは誤魔化しきれないので、イタリアンならグラタンやドリアにします。残ったものを隅に押し寄せることができるからです。
本当は注文時に「少なめで」と言えたら良いのですが、複数人での会食だと場を白けさせてしまいそうなので言えないんですよね…。
そんなとき魅力的に目に映るのは、お子様ランチです。
いろいろなお料理を1プレートでおさめ、時には飲み物やデザートまで付いてお値段もお手頃です。
1人前を食べきれない人にとって、これほど条件に合ったメニューはありません。
もし誰でも注文することができたら、外食でこんなに悩むことがないのにと思います。
もっとハーフサイズのハーフ価格がメニューに並べられたらと願う日々です。
今回は機能性ディスペプシア患者や、胃弱や小食の人のあるある記事を書いてみました。
次回は「㉑夏がつらい」について書きます。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。