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⑱我が家のキッチン
もとからお料理があまり得意でなかった私ですが、機能性ディスペプシアになってから食事のメニューを考えるのが苦痛になってしまいました。
食べたいものが思い浮かばないため、メニューも思い付きません。
ヒント探しにお料理番組やレシピ本を見ても心動かされず、逆に胃酸が込み上がってきます。
自分1人なら何かあっさりしたもので済ましたいところですが、成長期の子供がいるとそうもいきません。
そんなとき私は、とりあえず野菜をたくさん入れられる煮物や炒め物ばかり作っていました。
子供にとって、つまらない食事だったかも知れません。
あくまで私の場合ですが、機能性ディスペプシアの症状がつらいとき、新メニューへのチャレンジ意欲はほとんどありませんでした。
しかし。
それを見兼ねたのか、我が家に救世主が現れました。
食べることが大好きな夫です。
最初はラーメンから始まりました。
どうやったら野菜がシャキシャキになるのか、チャーシューが無いとき何を代用すべきか、ラーメンに合う半熟卵加減はどれくらいか、そんな小さな探求心から夫の自己流クッキングの幕が開けました。
美味しいものが食べたいと思う人は、やっぱりお料理も上手ですね。
夫や周りの人を見ると常々そう思います。
少しでも美味しくするため、ひと手間かけることを厭いません。
たとえば私はカレーは市販のルーを使って作りますが、夫はカレー粉やヨーグルト、トマト缶やローリエなどあらゆる食材で味付けします。
サラダのドレッシングやステーキのたれ、鍋の素も市販品は使わず、手作りします。
そのため、我が家のキッチンは私がかつて使うことのなかった調味料で溢れ出しました(笑)。
スパイスに限ってはどれだけあるんだろうという感じで収納に困っていますが…(^^;)。
私は機能性ディスペプシアになってしまいましたが、夫のお料理への覚醒は怪我の功名となったかも知れません(^^;)。
次回は、「⑲外食」について書きます。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。