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⑰機能性ディスペプシアとつわりの吐き気
機能性ディスペプシアの慢性的な吐き気は、つわりと似ています。
つわりは自律神経やホルモンバランスの乱れ、アレルギー反応やビタミン・ミネラル不足が要因と言われていますが、はっきりとしたメカニズムは分かっていません。
一方、機能性ディスペプシアは過度のストレス、加齢、不規則な生活、食生活の乱れ、運動不足、遺伝性などが原因と言われています。
この機能性ディスペプシアとつわりの2つを経験した私ですが、症状は似ているものの吐き気の起き方はやはり違うと感じていました。
今回は吐き気を誘発した食品と、吐き気を軽減させたものの効果をそれぞれ比較してみました。
吐き気を誘発した食品の比較
×…吐き気誘発 △…そのときによって吐き気誘発 〇…吐き気誘発せず
・炭酸飲料 ×
・柑橘系 △
・酸っぱいもの 酢 × 梅干し 〇
・マクドナルドなどのジャンクフード ×
・甘いお菓子 ×
・味の濃いもの ×
・揚げ物 ×
・乳製品 △
・カフェイン ×
×…吐き気誘発 △…そのときによって吐き気誘発 〇…吐き気誘発せず
・炭酸飲料 〇
・柑橘系 〇
・酸っぱいもの 酢 〇 梅干し 〇
・マクドナルドなどのジャンクフード 〇
・甘いお菓子 〇
・味の濃いもの ×
・揚げ物 ×
・乳製品 △
・カフェイン ×
あくまでも私の体験談になりますが、2つを比較すると、つわり時の方が比較的食べられるものが多かったです。
つわり中はスッキリするもの、サッパリするものを食べると気持ち悪さが緩和していくのを感じました。
食べられるものを胃の中に入れることで、症状が落ち着くのがつわりの特徴でした。
一方の機能性ディスペプシアは、胃に負担をかけると症状が強く現われます。
特に胃酸過多には注意が必要です。
食べ物を消化するために胃酸が分泌されますが、過剰に分泌されると吐き気や胃痛、逆流を引き起こしてしまいます。
食べ過ぎや脂ものがNGなのは基本ですが、つわりで楽になった炭酸飲料や酸っぱいもの(酢の物料理やレモン系など)も要注意です。逆に胃酸の分泌を促してしまい、症状を悪化させてしまうことがあります。
そして。
つわり時に私を救ってくれたあのハンバーガーやポテトやナゲットたちが、機能性ディスペプシアになってしまってからは吐き気を誘発させる食品となってしまいました…。
消化に悪いのは確かですもんね…。
(完治に向かっている2021年10月現在は、普通に食べられています)
このように、つわり時は消化に悪いものでも目が欲したものなら基本的にOKですが、機能性ディスペプシアは目が欲しても受け付けませんでした。
寝ても覚めても続く慢性的な吐き気は辛いものです。
この吐き気を軽減させるために、つわり時代と機能性ディスペプシア時代に試したことの効果を比較します。
吐き気を軽減させるものの効果を比較
・六君子湯(漢方) → 服用2~3週間で効果あり
・生姜 → 一時的効果あり
・ミントなどのアロマ → 吐き気軽減
・ツボ刺激 → リリーフバンド効果あり
・ナウゼリン(吐き気予防薬) → 効果微妙
・点滴 → 受けていない
・すっきり飴やガム → 効果微妙
・鍼・灸 → その日1日効果あり
・六君子湯 → 漢方の香りが強くて吐き気誘発
・生姜 → こちらも香りが強くて受け付けない
・ミントなどのアロマ → 吐き気軽減
・ツボ刺激 → リリーフバンド効果大
・ナウゼリン(吐き気予防薬) → 処方なし
・点滴 → 吐き気予防に1日効果あり(ビタミンの点滴です)
・すっきり飴やガム → 一時的効果あり
・鍼・灸 → 受けていない
同じ吐き気でも、やはりつわりと機能性ディスペプシアは種類が違うと思いました。
以前に紹介した「リリーフバンド」(詳しくはこちらの記事をご参考下さい。)はどちらも効果がありましたが、つわり時の方が特によく効いたように思います。
アロマや鍼・灸については、また記事にしていきたいと思います。
次回は、「⑱あと一口の苦しみ」について書きます。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。