⑱あと一口の苦しみ(機能性ディスペプシア闘病記)

 

はじめての方はこちらをご覧下さい。

 

⑱あと一口の苦しみ

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あと一口。

機能性ディスペプシア患者にとって、この一口が後悔を生むことがあります。

なかなか思い通りに食が進まないため、体重が落ち栄養面も心配になってきます。

そうなると少しでも食べれるときに食べようと頑張りがちです。

でも最後の一口と思って食べたものが胸焼けや胃もたれを引き起こし、しばらく続く吐き気と戦わなければなりません。

「あのとき無理をしなければ…」

私もこれまで何度も悔やんできました。

 

食事中につらいと思って食べる最後の一口には注意が必要です。

もしかしたら、それがその食事の辞め時もしくは休み時なのかも知れません。

常に早期満腹感があるのでいつが辞め時なのか、そもそも食べ始める瞬間から辞め時かも知れないので、見極めが難しいところですが…。



機能性ディスペプシアの食事の仕方3つ

6年近く機能性ディスペプシアを患った私が、食事中に工夫したことです。(消化に良いものや、よく嚙んで食べる、冷たいものは避けるは基本中の基本なので割愛します。)

 

◆できるだけ同じ時間に食べ、完食を目指さない

食欲がなくても、とりあえず朝昼夕をできるだけ同じ時間に最初の一口を食べてみます。

そこで胃の蠕動運動が始まり、思ったより食べられるときもあります。

この同じ時間というのは、体内リズムを整え、胃腸の調子を整えやすくするからです。

 

食べている途中「さっきより無理してる」と思い始めたら、私は潔く箸を止めるようにしました。

きっとそれが今回の胃の限界値。

ここで無理をしてしまうと後がつらくなることを体験してきたので、無理をしない食事を心がけるように気を付けました。

 

◆食事に集中しすぎない

視覚や嗅覚で楽しみながら食事をすると消化能力が高まるとされていますが、機能性ディスペプシア患者の場合、食事をすることがストレスになっていたりします。

吐き気が起きないだろうか」「せめてこれくらいは食べなければ」と、ネガティブな思考やプレッシャーが襲ってきて、食べることがますます苦痛になってきます。

私は食事と向き合うのを避けるため、お行儀が悪く恐縮ですが、好きなTV番組を見ながら食べるようにしていました。

ながら食べは良くないと分かっているのですが、私の場合、食事以外の方に意識を向けると食べられたりしました。

でも暗いニュースやドラマだと消化能力が落ちてしまうので、できるだけ楽しい番組を選びたいところです。

 

◆背筋を伸ばす、もしくは途中で立つのもあり

猫背になると胃腸が圧迫され、消化・吸収が悪くなりがちです。

胃腸の圧迫は胃下垂胸焼けの原因にもなるので、食事の時はより気を付けたいところです。

でもあまりにもピン!とし過ぎても満腹中枢が刺激されてしまうので、背中が丸くならない程度を心がければ十分だと思います。

そして。

機能性ディスペプシア患者は、食事中に逆流しそうになるときもありますよね。

そんなときはもう立ってしまいましょう。

知っていましたか?

座っているよりも立った方が、食べ物をスムーズに胃から腸へと降りやすくなるんです。他の臓器などに邪魔されず通り道ができるため、身体にとっても良いことなんだそうです。

ただこちらも満腹感を得やすい(ダイエットには効果的)ため、私は食事後半に実践していました。

外出先ではなかなかできませんが…。

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機能性ディスペプシア時代、私はいつも満足に食べられないことに後ろめたさを感じてきました。

でも今日は食べられなくても、明日は今日より食べられるかも知れません。

明日も食べられなくても、一週間後は今よりマシかも知れません。

この先もしばらく、良くなったり悪くなったりを繰り返すかもしれませんが、自分の症状のパターンが見えてきます。

自分に合った対策を見つけて、無理をしない優しい食事を心がけてみて下さい。

千里の道も一歩から。

改善に向けてあれこれ試していけば、少しずつ少しずつ、回復に向かうと信じています。

機能性ディスペプシア患者さんや胃の不調で苦しむ人たちが、以前の生活を取り戻すことができますように。

 

次回は、「⑲我が家のキッチン」について書きます。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。