機能性ディスペプシアが落ち着いた今も続く5つの後遺症と対処法

こんにちは。

今回は久しぶりに機能性ディスペプシアの記事を書いていきたいと思います。

 

 

「機能性ディスペプシアの症状が落ち着いたはずなのに、まだ違和感が残る」
そんな不安を感じていませんか?

私自身も、機能性ディスペプシアの闘病を経て、ようやく日常生活を取り戻せるようになりました。
しかし2025年10月現在でも、完全に元の体調に戻ったとは言い切れません。

 

この記事では、症状が落ち着いた後も続く5つの後遺症と、その対処法を体験談としてまとめていきたいと思います。
同じように悩む方の参考になれば幸いです。

 

機能性ディスペプシアとは?

機能性ディスペプシア(Functional Dyspepsia:FD)とは、
内視鏡などの検査で異常が見つからないにも関わらず、
胃もたれ・吐き気・食後の気持ち悪さなどの不快症状が続く状態を指します。

ストレスや自律神経の乱れ、胃酸過多などが原因とされ、
「心」と「体」の両方に影響する病気でもあります。

cinamonland.hatenablog.com

 

私の「症状が落ち着いた」状態とは

現在の私は、以下のような状態を「落ち着いている」と感じています。

・食べたいものが食べられている

・食後に気持ち悪くならない

・3食が自分基準量で食べられている

・胃痛がない

・日中に吐き気が起きない

これらがすべて揃って、ようやく「落ち着いた」と言える状態です。

 

それでも残る、機能性ディスペプシアの後遺症5つ

「もう元気になった」と思っても、実際にはいくつかの後遺症が残っています。
ここでは、私が今も感じている具体的な5つの症状を紹介します。

 

① 空腹になると気持ち悪くなる

食事と食事の間に、ジワジワと気持ち悪さが襲ってくることがあります。

機能性ディスペプシアは、胃酸過多で胃の粘膜を荒らし不快症状を引き起こすとも言われています。

この胃酸過多が、症状が落ち着いた今も空腹によって引き起こされやすい体質になってしまったように思います。

でもそんなときは、温かい飲み物を飲んだり、小さなお菓子を口にしたりしてしのいでいます。
胃を空っぽにしすぎないことが、今も体調を保つコツです。

 

② 乗り物酔いの不安が抜けない

闘病中は、車や電車に乗るだけで気持ち悪くなることがありました。

日中の吐き気がほぼ毎日あったので、そんな中で移動しなければならなかった辛い記憶をどうしても忘れられません。

ただ症状が落ち着いた今は、ほとんど酔うことはありません。
それでも「また気持ち悪くなるかも」という不安が拭えず、旅行を心から楽しめなくなっています。

でも、空腹を避ける・酔い止めバンドや薬を使うことで、不安を軽減できています。

 

 

cinamonland.hatenablog.com

 

③ ストレスが重なると食欲が急激になくなる

ストレスを完全に避けるのは難しいですよね。
特に人間関係のストレスは、わたしにとって食欲の影響を大きく受けているように思います。

機能性ディスペプシアを経験して気づいたのは、
「我慢しすぎ」「自分を抑え込みすぎ」が症状を悪化させていたということでした。

ストレスが積み重なると、今でも食べる意欲をなくしてしまいます。
でも最近は、「考えすぎが不幸を招く」ことに気づきました。

「考えすぎない練習」を心に意識づけることで、気持ちの整理もしやすくなりました。
ご参考までに、そんなわたしを救ってくれた本を、紹介します。

 

 

④ 外出先でカフェインを摂れなくなった

発症前は紅茶が大好きで、毎朝飲むのが習慣でした。
しかし闘病中、午前中の症状が悪化することに気づき、カフェインを控えるようになりました。

今も、外出前や外出先でカフェインを飲むと吐き気が出てしまうことがあります。
これが一番強く残ってしまった後遺症かもしれません。

今は、カフェインレス紅茶を楽しむようにしています。

 

⑤ 揚げ物を避けるようになった

闘病中、脂っこい食べ物を口にすると、すぐに胃もたれや吐き気が起きてしまいました。

症状が落ち着いた今は、揚げ物1つ2つは大丈夫ですが、それ以上食べると吐き気が出てしまいます。

機能性ディスペプシアは脂っこい食事で悪化しやすく、再発の原因にもなりがちです。

 

そして機能性ディスペプシアは再発を繰り返すほど症状が重くなる傾向があるため、再発防止のためにも揚げ物を避け、腹八分目を心がけています。

「胃に優しく、無理をしない」
これが私の生活の基本になりました。

 

 

機能性ディスペプシアを再発させないために意識していること

  • 考えすぎる時間を減らしてストレスを軽減させる

  • 食事の間隔を空けすぎない

  • 胃に優しい食事を心がける

  • 無理をせず、体調に波がある日を受け入れる

完璧な体調を目指すより、「まあいいか」と思える余裕を持つことが大切のように思います。

 

まとめ|「落ち着いた」今の私が思うこと

後遺症はいくつか残っているものの、今の私は

  • 食べたいものを食べられている

  • 仕事に通えている

  • 家族や友人と食事を楽しめる

そんな“当たり前”の時間を取り戻せています。

あの辛かった闘病時代を思えば、今の生活はほぼ満点です。


機能性ディスペプシアで苦しむ方たちにも、少しでも明るい道が見えてきますように。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。