今回はミニシアター応援プロジェクトと勝手に題し、ミニシアターのレポートをしていきたいと思います。
新宿駅東南口から歩いて2分のところにある新宿シネマカリテ。
ここは2012年に開館(リニューアル)した小さな映画館です。


飲食店の並ぶビルの地下にあり、映画の看板も目立たないため、うっかりしていると素通りしてしまいそうになります。
だけど一歩足を踏み入れると、都会らしい洗練された雰囲気で観客を迎え入れてくれます。
イエローの壁紙に映画ポスターが展示され、何だかとてもアーティスティックです。
階段を降りると自動ドアが開き、本日上映のプログラムが液晶デジタルで案内されています。
コロナ禍となり、ソーシャルディスタンスの足跡マークや除菌スプレー、AI検温器が置いてあるのはミニシアターでも基本スタイルとなっているようです。
古いミニシアターだとネットでチケットを購入できないところもありますが、こちらはムビチケで買うこともできるので、シネコンと変わらないスムーズな入場ができます。
※窓口でも購入できますが、クレジット決済ができないので要注意。




ミニシアターはロビーが見どころと言っても過言でないほど、オリジナルカラーにあふれています。
上映される作品や次回上映される作品のディスプレイをデザインチックに並べられ、鑑賞前の気分を盛り上げてくれます。
エレベーターも華麗にデコレーションされ、ムード満点です。
今回は平日の午前中に行ったため、観客もまばら。
ロビーには座席も用意してありますが、私はミニシアターに来ると展示品を観るのが楽しくて座って待つことは滅多にありません。
シネコンにはない映画ちらしがたくさん置いてあるので、訪れた人たちもチラシに夢中になっています。
劇場への案内は上映開始の10分前で、シネコンと同じスタイルです。
ただ入り口でチケットを見せることはありません。
スタッフは2名体制なので、窓口で対応してくれた人が劇場に案内してくれました。
この小ぢんまりとしたホスト感も居心地の良さを感じます。
座席を選ぶ際、窓口の人におすすめ席を聞いて選びました。
今回上映されるのは2番スクリーンで、座席数は78席です。
「D列、E列(5列)が見やすい」ということなので、E列で鑑賞しました。
ミニシアターはスクリーンも小さいので、前列に座っても見やすい作りになっています。
席は配置をずらしているので、前の人の頭で邪魔されることもありません。
ミニシアターで鑑賞する際は後ろだとスクリーンが小さく感じるかも知れません。前列がおススメですよ!
今回鑑賞したのが1971年に公開した『ベニスに死す』のドキュメンタリー映画ということもあり、客層は圧倒的に女性が多く、1人で来てる人が多かったように思います。
公開初日の初回時間だったこともあり、何やら配給会社らしきスーツを着た人たちが客の入り具合などを見学しているようでした。
以上、新宿シネマカリテをレポートしてみました。
ミニシアターはコロナ禍の影響もあり、存続の危機にあるようです。
映画好きとして今後少しずつ訪れたミニシアターをレポートし、その魅力を紹介して応援していきたいと思います。
ミニシアターに行ったことない人もぜひ、気軽に覗いてみて下さい。
自分だけの特別な空間となるかも知れませんよ。