子供と観たい映画10選≪夏休み企画≫(洋画編)
ステイホームが続き、長い夏休み、時間をもてあましてる子供たちも多いのではないでしょうか。
今回は≪夏休み企画≫と題し、映画好きな私が「親子で楽しめる洋画10選」を紹介したいと思います。
懐かしい80年代の王道作品も含め、洋画の実写デビューに打ってつけな映画を揃えてみました。
キッズアニメを観尽くした子供たちに、ぜひ新たな世界を広げてあげてみてください。
親子で楽しいひとときが過ごせますように。
親子で観たいコメディ映画
ナイト・ミュージアム
「博物館の展示品が夜中に動き出す」という、子供ならではの空想を実現させた痛快コメディは楽しさいっぱい!
骨格恐竜や古代エジプトの王子、モアイ像やはく製にされた動など、ありとあらゆるものが好き放題動くので、博物館内は大荒れ。警備員の主人公が、展示品たちを制御できずに悪戦苦闘する姿が笑えます。博物館の秘密が明らかになると、スリリングな展開に。
本作を観て、博物館の展示品に愛着や興味を持つきっかけになるはず。
2006年製作/108分/アメリカ
実在するアメリカの自然史博物館が舞台になったんだって。広くてびっくりしたよ。
マスク
冴えなかった主人公が緑色のマスクを被ると、一転して超人的な身体能力を持ち、底抜けに明るい魔人に大変身!
心臓や目玉が飛び出たり、宙を飛びまわったかと思えば華麗なダンスを披露し、意中の女性をイチコロに。
ハイスピードで動き回るマスク男をSFXの技術で表現し、視覚的にも大いに楽しめます。
ジム・キャリーの声色や顔変芸も見どころ。心を元気にしてくれるファンタジックなコメディです。
1994年製作/101分/アメリカ
マスクマンが風船で動物を作ったり、銃を作ったりするシーンが面白かった!
当初はホラー映画として製作される予定だったんですって!マスクの出現にどこか不気味さが漂っていました。
ホーム・アローン
大家族で中で、いつも相手にされない末っ子のケビン。クリスマスの日に家族旅行に置いて行かれるなんて、まさにアンビリバボー!
しかし泣きじゃくってる暇はなし!空き巣を狙った泥棒たちがケビンの家に迫ってきます。
家を守るため、次々トラップを仕掛けるいたずら好きなケビンと、ちょっと間抜けな泥棒たちとの掛け合いに大爆笑!
終盤は家族の大切さをメッセージに添え、温かさに包まれます。
1990年製作/103分/アメリカ
隣の家に住む無口な老人が怖かったけど、実はいい人で、ケビンと一緒に泥棒を撃退するところがホッとしたよ。
ホーム・アローン2は鳩おばさんとの交流が感動的でした。ぜひ1年後のクリスマス騒動もセットで観てみてください。
親子で観たいドラマ映画
ワンダー 君は太陽
10歳の主人公オギーは生まれつき顔が変形し、家で過ごす日々を送っていましたが、両親が学校に通わせることを決断。しかし人と違うオギーは好奇の目で見られ、イジメを受けて登校拒否をしてしまいます。
「自分らしく生きるとは?」という率直なテーマを投げかけ、1人1人の個性について考えさせていきます。
文部科学省特別選定作品で、差別のない心を育てる大切さも教えてくれます。
2017年製作/113分/アメリカ
母親がオギーを学校に向かわせるシーンが泣けました。
親子で観たいアドベンチャー映画
ジャックと天空の巨人
児童書「ジャックと豆の木」をベースにしたバトルアドベンチャー。
はたしてこれは物語の続きなのか、真の物語なのか、所々原作とミックスして期待を裏切りません。
人間対巨人の壮絶な戦いも迫力満点です。実写で見る巨人は、生々しくグロテスクでいかにも恐れる存在。人間を食べようとしたり仲間殺しをする性格はどう猛で残忍ですが、抜け感も半端ありません。そのため緊迫した場面でも笑いがこみ上がってきます。
おとぎ話の中で見る風景を見事映像化し、子供の想像力を養ってくれるでしょう。
2013年製作/114分/アメリカ
騎士団長役の人(ユアン・マクレガー)がカッコよくて好きになったよ!
センター・オブ・ジ・アース
「五感でライドする」の映画キャッチフレーズがふさわしく、予測不能の冒険アトラクションを大いに楽しませてくれます。
地底の世界に足を踏み入れると、そこは時を超えた神秘的な風景が広がっていました。しかし見たことのない生物や、太古の生物が存在し、危険と隣り合わせ!
次々と主人公たちにアクシデントが襲い、決死のサバイバルが目まぐるしく展開されていきます。
大人も子供も肩を張らずに、ワクワクと驚愕の嵐を体感しましょう。
2008年製作/92分/アメリカ
巨大な食虫植物がちょっと怖かったよ!
グーニーズ
宝探しや悪党との戦いは、子供の冒険心を大いに掻き立てられます。
レストランの地下から洞窟へ、そして海賊船のある海へと舞台を変えていく壮大感に初めて映画を観る子供たちは、たちまち引き込まれていくでしょう。
冒険をしながら友情や恋、家族の問題について向き合い、少し大人になっていくグーニーズたちの成長も見逃せません。
ストーリーが分かりやすく展開され、誰もがハッピーになれる傑作です。
1985年製作/114分/アメリカ
スピルバーグ監督が、子供たちのために作り上げた世界に思いっきり浸りたいですね。
親子で観たいSF映画
バック・トゥ・ザ・フューチャー
言わずもがな、みんなが愛するタイムマシンの傑作アドベンチャー。子供のころに初めて観たときの感動と興奮は、今の子供たちにも届くはずです。
過去の人たちと出会ってしまったことで、未来を変えそうな危機を必死で乗り越えようとする主人公マーティは、やっぱり我らのヒーロー!混乱と困難の中で見つけ出すアイデアは、スリルや笑い、驚きに溢れています。
未来の伏線を過去で回収していくのも爽快!どの世代にも映画の楽しさを伝えてくれます。
1985年製作/116分/アメリカ
チャッピー
人工知能を搭載されたロボットのチャッピー。チャッピーが少しずつ人間世界を知り、新しいことを覚えていく健気さは、愛おしさを感じていきます。
しかしギャングに誘拐されたことで悪の道へと調教されてしまいます。支配する人間によって性格が変わってしまうロボットの危うさに、心が痛むかも知れません。
そんなロボットと人間の絆を、新たな角度から見つめさせてくれます。
ラストに待つ驚くべき奇跡を、ぜひ親子で味わってください。
2015年製作/120分/アメリカ
E.T.
SF映画の名作なので、子供のうちに観せておきたい作品。
地球に取り残されたE.T.を、宇宙に帰そうと奮闘する少年たちの物語です。
E.T.が初めて姿を見せたシーンはけっこう今も衝撃的。ぎこちない動きで顔を出したときは最初こそ恐怖心を持つかもしれません。しかし観ているうちにやんちゃで無防備なE.T.が可愛く見えてくるから不思議です。
子供たちが秘密を共有したときのスリルと興奮に、テンションが高まります。
自転車が舞い上がる名シーンは、いつまでもほろ苦い感動を心に残していくでしょう。
1982年製作/115分/アメリカ
まとめ
今回は大人にとっては懐かしい80年代の映画もピックアップしました。
映画のグラフィック技術は進化し続けていますが、目が肥えないうちに古い映画の世界を覗いてほしいという願いも込めました。
映画から学ぶことはたくさんあります。映画は本と同じように人生を豊かにしてくれるものだと信じています。
ぜひ感性豊かな子供のうちに、いろいろな時代のいろいろな分野の映画を観させてあげてください。