「トキワ荘マンガミュージアム」へ行ってきました!
練馬区にある、昨年(2020年)オープンしたばかりの「トキワ荘マンガミュージアム」へ行って来ました。
都営大江戸線の落合南長崎駅から歩いて5分で、アクセス便利な場所にあります。
昭和20年~30年代、手塚治虫、石ノ森章太郎、藤子不二雄、赤塚不二夫など、日本を代表する漫画家たちが住んでいた有名なアパートです。
のどかな商店街を歩いていくと、すぐに見えてくる看板。
2階建ての木造アパートは、実際の図面はなかったため、当時の写真を参考に再現して作られたようです。
急な階段を上がっていくと、9室の部屋が並んでいます。
トイレとキッチンは共同となっており、お風呂はありません。
漫画家さんの部屋が再現された部屋。
6畳もない部屋ですが、窓がわりと大きく居心地は悪くなさそうです。
他に町の歴史を紹介するパネルや模型展示、また原稿を描く行程の映像を見る部屋もありました。
当時はすべて手作業だったので、デッサンからペン入れ、ベタぬりやスクリーントーン貼りなど、1ページ1ページ緻密な作業を積み重ねて出来上がっていく様子を見ることができます。
漫画の描き方映像を見て、漫画の見方が少し変わったよ
1階では、手塚治虫先生の特別企画展が開催されていました。
中は撮影NGのためアップできませんが、貴重な生原稿を見ることができました。
また手塚治虫先生が売れっ子漫画家になるまでのエピソードも紹介され、興味深い展示品が数多くありました。
大阪で漫画家デビューを果たしたあと、東京へ上京して自分で出版社に売り込みに行ったんですって。
トキワ荘前にある南長崎花咲公園は、小さな子供たちの憩いの場となっています。
その一角にトキワ荘に住んでいた漫画家たちのモニュメントがありました。
個性豊かな自画像が描かれています。
トキワ荘から歩いて5分ほど先にある「トキワ荘マンガステーション」。
ここではトキワ荘関連の本が約6000冊置いてあり、無料で読むことができます。
「ドラえもん」の漫画全巻があって止まらなかった!
雑誌「漫画少年」も手に取ることができて感動したわ。
マンガステーションからすぐ近くにある「トキワ荘通り お休み処」。
1階はトキワ荘関連のミュージアムショップになっており、キーホルダーやしおり、文具などが並んでいました。
2階はトキワ荘時代に住んでいた寺田ヒロオ先生の部屋を再現しています。
感染防止対策で今回は利用できなかったけど、畳の上で漫画を読めるスペースがあったよ。
手塚治虫先生はやっぱり天才!
今回は漫画大好きな娘の学習目的をかねて、「トキワ荘」に足を運んでみました。
トキワ荘に入ると、まるでタイプスリップしたかのように昭和の懐かしい空気を感じることができました。
リアルに再現された部屋からは、貧しいながらも夢に邁進した漫画家たちの労苦がしのばれます。
特に手塚治虫先生が漫画家と医学生を両立させながら、医師免許と医学博士号を取ったエピソードには何よりも驚きました。
どちらも相当の時間を費やさなければ果たせない夢ですから、寝る暇もないほど忙しく机に向かっていたのでしょうね。
漫画家として成功しても次々と連載を抱え、さらなる上を目指していったようです。
そんな手塚治虫先生も、スランプ時はマルさえ書けなくなったこともあったんだって!
漫画の神様も努力の積み重ねの日々だったのね。
現状に満足せず、目標を持ち続けることが大切だと学んだわ。
今回もお付き合い下さり、ありがとうございました。