お久しぶりです。
つい先日、試写会に行ってきました。
滅多にない貴重な体験をしたので、気ままにレポートしていきたいと思います。

試写会当選!でも会場は……
朝の身支度中に届いたメール。
「試写会当選のお知らせ」
えっ、やったー、すごい!
応募したことさえ忘れていただけに、喜びもひとしお。
小躍りしながらメールを読み進めてみる。
場所はユーロライブ。
はて、どこだろう?
応募する際に日にちはチェックしていたけれど、場所は完全に見落としていた。
よし、早速Googleマップで検索。
なんと……渋谷駅!!
渋谷なんて、20代の頃さえも避けていた場所。
映画館の聖地でもあるけれど、おしゃれで最先端な渋谷は、私にとって縁もゆかりもない場所だった。
ユーロライブがあるのは、ハチ公口から出てスクランブル交差点を渡り道玄坂やBunkamura方面に向かった先。
ちょっと待って、すっごい人が多い道じゃないですか。
そして今回の当選は、おひとり様枠。
夜の渋谷を一人で歩くことを想像したら、途端に「行くの辞めようかな」モードへ……。
でも、トークショー付き。
マスコミ関係者も来るらしい。
チャットGPTに聞いたら、当選確率は5%前後だという。
本当?
これは映画好きとして渋谷に臆している場合じゃないよね。
いざ渋谷へGO!
覚悟を決め、当日を迎えた。
18時半受付で先着順とあったので、17時半過ぎに着くよう電車に乗る。
地下鉄で辿り着いた渋谷駅のホームは、早速、若者や外国人が多い気がした。
だけど、ここで怯むわけにはいかない。
目的地のユーロライブを目指して、行く前に何度もGoogleマップでシミュレーションした道を足早に歩く。
道玄坂ではなく、Bunkamura方面の大通りを真っすぐ歩けば、雑踏に紛れてそこまで居心地が悪くない。
そして、迷うことなく辿り着いたユーロライブ。
ユーロスペースも入っているので、巨大な映画ポスターが目を引いてすぐに分かった。

とても都会的でスタイリッシュな外観だ。
ユーロライブは2階なので階段で上がっていくと、受付前に5人ほど先客がいた。

知り合い同士なのか、それぞれ話し込んでいて少し気まずい。
こんなに早く来なくても良かったのかな、と思いつつ、持ってきた本を読みながら列に並んだ。
映画を観る前に並ぶなんて、懐かしい。
ひと昔前は座席指定では観られなかったから、こうして上映前にひたすら並んでいた頃を思い出す…。

ユーロライブでの試写会、その雰囲気は?
受付30分前になると、だいぶ列が連なってきた。
入口にも、やっと映画の看板が立つ。
一気に試写会ならではの雰囲気が出てきた。
試写会に来る人たちは、やっぱり映画好きなんだろうか。
思ったより年配の方もいて、少し安心する。
年齢層は千差万別で、男女比も均等のような気がした。
誰も浮くことのない、そんな顔ぶれだ。
少し早めに始まった受付で、当選メールを見せて名前を伝えると、映画チラシとアンケートを渡され会場に案内された。
座席は180席弱。
傾斜もしっかりあるので、どの席も見やすそうだ。

映画『ヒンド・ラジャブの声』を観て
さて、今回の試写映画は『ヒンド・ラジャブの声』。
ガザ地区で戦場に取り残された6歳の少女を救助しようとする人々の実話で、この出来事を知ったチュニジアの女性監督が、急き立てられるように作品化したという。
ヴェネツィア国際映画祭では銀獅子賞に輝き、アカデミー賞では国際長編映画賞にノミネートされた作品。
さらに、エグゼクティブプロデューサーとしてブラッド・ピットやホアキン・フェニックスの名前も連なり、世界から注目を集めた映画だ。
実際に通話録音された少女の声がそのまま使われていて、その怯えた声やあどけない受け答えに感情が揺さぶられていった。
たくさんの映画を観てきたが、今回の作品ほど映画の伝える力の凄さを感じたことはなかった。
観る人は、戦場で起きている悲劇の目撃者となり、「黙認してはいけない」という警告を一身に受けたような気がする。
製作者側のメッセージに、自分はどう応えていけるだろうか。
そんなことが、本気で頭をよぎり続けた。
上映後はトークショー

映画の上映が終わると、すぐにトークショーに入った。
大島新監督と、ライターのISOさんが登壇した。
大島監督は、ドキュメンタリー監督ならではの目線で、この映画の撮影風景や技法に関心を寄せていて、着目点がさすがだなと思った。
ISOさんは作品が作られた経緯や、上映後の世界の反応、監督の想いなどを話してくれ、映画の本質に迫る内容の濃いトークを繰り広げてくれた。
ただで映画を観られただけでも幸運なのに、こんな著名な方たちのトークショーを生で見ることができるなんて感激だ。
試写会に行ってみて
夜の渋谷を恐れて、試写会を断らなくて良かった。
いつも以上に特別で、真摯な気持ちに満たされた私は、映画館を後にした。
あれ?
そう言えばマスコミ関係者っていたのかな?
会場を出たら感想を求める取材陣がいるのかと思ったけど、ロビーは瞬く間に人が散って閑散としていた。
映画の余韻に浸りながら家に着くと、試写会でのトークショーが早速ネット記事になっているのを見る。
うわ、記事ってやっぱり生モノなんだなあ。
思わず、その仕事の速さに脱帽してしまう。
最後まで驚きっぱなしの一日だった。
私の映画好き人生に、また一つ新たな体験が加わった。
以上、「渋谷が苦手な私が、一人で試写会に行ってきた話」でした。
今回試写で観させて頂いた『ヒンド・ラジャブの声』は、2026年9月4日公開です。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。
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