ブラッド・ピットが好き。
『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』で一目惚れした私は、それからずっとブラピを追い掛けて映画を観てきたように思います。
大ヒットするような映画に出ているわけではないけれど、ハリウッドのトップスターとして不動の地位に立ち、50歳過ぎてもなお世界中の女性ファンを魅了し続けているブラピ。
今回はブラッド・ピットファン歴20年以上の私が、ブラッド・ピットが魅力的なおすすめ映画をご紹介したいと思います。
記事は前半と後半に分けて投稿します。
インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
あらすじ
18世紀末にヴァンパイアとなったルイ(ブラッド・ピット)は、人間的な心を失えず、人を殺めて生きることに苦悩する良心的なヴァンパイアでした。
一方、仲間のレスタト(トム・クルーズ)は、そんなルイを諫め愚弄します。対立する2人の間に幼き少女がヴァンパイアとして加わったとき、残酷で悲しい運命が待ち受けていました…。(1994年公開)
熱烈ファン目線の感想
トム・クルーズとの共演で大きく話題になったヴァンパイア映画です。
今観ると、健康的なブラピが青白い顔をしたヴァンパイアを演じるのに違和感があります。白浮きしたメイクや黒い長髪スタイルは、どうも仮装感を否めなくもありません(笑)。
それでも憂う表情で繊細さを表現し、気品のある優しいヴァンパイアを演じ上げて愛すべきキャラクターを誕生させました。
今では決して見ることのできない初々しさにうっとりします。
トム・クルーズとのBLを思わせる空気感にも目が離せませんでした!
過去記事。本作の映画愛を語っています。 ↓
ファイト・クラブ
あらすじ
デヴィッド・フィンチャー監督のサイコスリラーです。
退屈な日々に刺激を求めていた主人公(エドワード・ノートン)は、謎の男タイラー(ブラッド・ピット)と出会います。
自信家で非常識だけど、ルックスが良くマッチョなタイラーに羨望を抱いた主人公は、彼と共に地下組織「ファイト・クラブ」を立ち上げます。組織に集められた男たちは殴り合うことで爽快感を得ますが、より強力なエキサイティングを求めてテロ集団へと変貌していきました…。(1999年公開)
熱烈ファン目線の感想
暴力性のあるサイコな男を演じたブラピ。
役作りのためにボクシングやテコンドーのトレーニングを積み、見事な肉体美を披露しました。
ストーリーは過激すぎて社会問題にもなりましたが、幻惑的で癖になるエレクトロニック・ミュージックや、奇抜で斬新な演出が独特な世界観を作り上げています。
そこに加わるブラピのクールなカリスマ性は、解き明かされる真実に妙な説得感を持たせてくれます。
どんでん返し要素も楽しめる、1粒で2度おいしいブラピ映画です。
本作で観るブラピの特徴的な高笑いや、ダンスもユーモラスで必見でした!
過去記事。大どんでん返し映画10選でもご紹介しています。 ↓
12モンキーズ
あらすじ
ブルース・ウィリス主演のSFサスペンスです。
主人公ジェームズ(ブルース・ウィルス)は、全世界にウイルスをばら撒いた犯人を探すため過去にタイムスリップしますが、過去では精神異常者と間違えられて収容所に送還されてしまいます。そこで出会った患者ジェフリー(ブラッド・ピット)が謎めいた言動で不穏な未来を暗示させていました。(1996年公開)
熱烈ファン目線の感想
ハイテンションで叫び、焦点が合わない目で奇妙奇天烈な役を演じたブラピ。その怪演ぶりが本作の一番の見どころと言っても過言ではないかも知れません。
実は若い頃のブラピは正統派俳優でいることを嫌い、敢えて汚れ役を演じてイメージを壊そうとしていました。
本作の役柄も嬉々として演じているのが伝わります。
お尻丸出しで逃げ惑うシーンや、くたびれたパジャマ姿、不揃いの髪などおかしな可愛らしさに釘付けになります。
本作でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、演技派俳優としても認められた1作です。
リバー・ランズ・スルー・イット
あらすじ
ロバート・レッドフォードが監督したヒューマン・ドラマです。
厳格な家庭のもとで育った二人の兄弟。主人公の兄は真面目な優等生でしたが、弟(ブラッド・ピット)は陽気で自由奔放のため、兄を何かと心配させていました。
父と兄弟は子供の頃からフライフィッシングに出掛けていましたが、それは大人になってからも変わらず、互いに人生を語らい学びを得ていました。しかし弟がポーカー賄賂に乗り込むようになり、思いもよらぬ出来事が起きてしまいました。(1993年公開)
熱烈ファン目線の感想
『ロバート・レッドフォードの再来』と言われ、その甘いルックスで世界の人々を虜にさせた罪深い1作です。
モンタナの大自然の中で紡がれる家族の語らい、川のせせらぎや陽光に照らされた水面、そしてブラピのさわやかな笑顔に目が眩みそうになるほど輝いて溜息が出ます。
自由奔放な役柄もやんちゃで可愛らしく、ストーリー終盤で大きな魚を釣り上げたときに見せる姿は、ファンならずとも胸キュンしてしまうでしょう。
ブラピ映画の中では珍しく感動的なストーリーで、いつまでも黄昏れていたくなる傑作です。
ブラピ映画で良いものが観たいなら、間違いなくこの作品がおススメですよ。
ベンジャミン・バトン 数奇な人生
あらすじ
ケイト・ブランシェットと共演したヒューマン・ドラマです。
生まれたときに80歳の老人のような姿をしたベンジャミン・バトン(ブラッド・ピット)は、父親に捨てられて老人ホームで育てられました。しかし年を重ねるごとに若返るという奇妙な体質を持っており、それ故に数奇な運命を送ることになります。そんなベンジャミンを愛してしまったデイジー(ケイト・ブランシェット)もまた、普通でない生き方に苦悶することになりますが…。(2009年公開)
熱烈ファン目線の感想
ブラピの80代~20代の姿をこの映画1本で堪能することが出来ます。
当時44歳だったブラピ。80代~60代までは本人ではなく特殊メイクと最新CG技術を用いた姿ですが、50代~20代までは本人が演じています。
映画は165分という長尺で、2時間経った頃からようやくブラピの眩いばかりのイケメンな姿が映されます。
長年のファンからしたら、再び20代のブラピに会えるなんて夢の贈り物をもらったような喜びを感じるでしょう。(私はスクリーンで観ることができたので、当時の感動はひとしおでした。)
特異体質を持ってしまったベンジャミンの人生を情感たっぷりに描いていくので、ストーリーへの投入感も絶品です。
後半の5選はこちら。↓